粒子状物質

テーパー要素振動マイクロバランス(TEOM)技術を採用した粒子状物質モニタリングシステムは、一定の流量でフィルターを通過する(その後加熱する)大気を「重力測定」する装置で、フィルターを継続的に計量し、粒子状物質のほぼリアルタイムの質量濃度を計算します。

TEOMモニター技術は、中空テーパーチューブの端に取り付けられた交換可能なフィルターカートリッジに依存します。チューブの広い端部は固定されています。空気がフィルターを通過すると、粒子が堆積します。ろ過された空気は、先細チューブを通ってフローコントローラーに送られます。フィルターの端が先にあるテーパーチューブは、クランプフリーモードで振動を維持します。振動の周波数は、先細チューブの物理的特性と、その自由端の質量によって異なります。

微粒子がフィルターに付着すると、フィルターの質量変化がチューブの振動の周波数変化として検出されます。このように粒子状物質の質量は、慣性的に、すなわち直接決定されます。この質量変化とシステムの流量を組み合わせると、微粒子濃度をリアルタイムで正確に測定できます。この方法の主な利点は、エアロゾル特性の変化が質量測定の精度に影響しないことです。

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ビデオ:PDM3700パーソナルダストモニターおよびTEOMテクノロジー