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Thermo Scientific はモノクローナル抗体精製用の Protein A アフィニティー樹脂を提供しています。この樹脂は低流速で優れた動的結合能を発揮し、他のクロマトグラフィー充填剤が機能できない高い線速で優れた結合能を維持します。
図1.流速と滞留時間に対応した動的結合能(A) POROS MabCapture A の優れた動的結合能は、線速が 3 倍の範囲で増加しても維持されています。アガロース樹脂と比較してわずか 6 mg/mL(12%)しか崩壊が認められていません。この例では、他社製担体は 動的結合能(DBC:Dynamic Binding Capacity))において、より限定された流速範囲で 21 mg/mL(45%)の崩壊が認められます。
(B) POROS Protein A 樹脂は、滞留時間にほとんど左右されず、さらに優れた動的結合能を示しています。rPA コーティングされたクロマトグラフィービーズ表面への IgG の拡散を促すために、流速とカラムベッド高を最適化する必要がありません。キャプチャーは効率的かつ堅牢に行えます。これによってより迅速な処理が可能となり、より小さいカラムでのサイクルが増加し、カラム寿命が長くなるため、コストのさらなる削減や全般的な処理時間の短縮が実現します。
図2.高い pH 安定性と長いカラム寿命。樹脂の結合能は、0.1 N NaOH に 500 cm/hr で 1 サイクルあたり 30 分間暴露した後も、50 回の洗浄サイクルでわずかに減少しただけです。データは、樹脂の再利用性能が非常に高いことを示しています。この研究に使用したタンパク質の調製ではプロテアーゼが含まれていたため、水酸化物が安定性の低下の原因となったのか、あるいはロード中のプロテアーゼが原因なのかを判定することは困難です。データは最悪の場合の事例として両方の原因による分解を含んでいます。ほとんどのプロセスでは各サイクル後に水酸化物による洗浄工程採用していないため、これは実際のプロセスよりも過酷な条件での結果であるとも考えられます。
Pharmaceutical Grade Reagent. For Manufacturing and Laboratory Use Only.
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