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植物DNAの抽出には植物特有の課題が存在し、炭水化物、フェノール成分および植物組織中に多く存在するその他の成分を取り扱う必要があるため、特別にデザインされたキットが必要となります。 植物の細胞壁は破壊が困難で、溶解物にはしばしばタンニン、フェノール成分および複合多糖類等、DNAの品質に影響を与えダウンストリームのアプリケーションの反応を阻害する可能性のある化合物が大量に含まれています。 Life Technologiesでは、植物DNAの抽出、解析および定量用に非常に幅広い種類のキット、試薬およびシステムをご提供しています。 Life Technologiesの植物分子生物学試薬は、植物からのDNA抽出が容易とし、加えて、高収量および高純度のDNAの抽出を可能にします。
大量の組織の処理に効果的な試薬 | 自動化が可能でスクリーニングと GMO 検査に最適 | サンプル量が少ないものに使用可能なシリカベース抽出キット | サンプル量が少ないに使用可能なマグネットビーズ抽出システム | ||||
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ベストセラー | ![]() | ![]() | |||||
Starting Material | 100 mg以上 | 50~100 mg | 100 mg | 5~10 mg | |||
収率 | 出発材料によって変わります。 | 最大7 µg | 最大14.6 µg | 最大14.6 µg | |||
プロトコル時間 | <60 mins | <15 mins | <40 mins | <40 分 | |||
植物サンプルのタイプ | 広範囲の植物組織(アルファルファおよびヒマワリの芽、トウモロコシの皮、ダイズ、キノコ、トマトの葉、カモジグサおよびArabidopsis thaliana(シロイヌナズナ)の葉) | キャノーラ、トウモロコシ、綿、ヒマワリ、オオムギ、イネ(種子);トマト、キュウリ、レタス、バナナ(葉);バラ、モクレン(花);Acer(カエデ)、sycamoreアメリカスズカケノキ、イネ科草木等を含む多くの植物種および組織の一部。 | 葉緑体および広範囲の植物組織(アルファルファおよびヒマワリの芽、トウモロコシの皮、ダイズ、キノコ、トマトの葉、カモジグサおよびArabidopsis thaliana(シロイヌナズナ)の葉) | 葉緑体および広範囲の植物組織(アルファルファおよびヒマワリの芽、トウモロコシの皮、ダイズ、キノコ、トマトの葉、カモジグサおよびArabidopsis thaliana(シロイヌナズナ)の葉) | |||
単離技術 | 有機溶媒 | ChargeSwitch® chemistry、磁性ビーズ | シリカ スピン カラム | マグチックビーズ | |||
自動化の可否 | いいえ | はい | いいえ | はい | |||
ハイスループット対応性 | はい | はい | いいえ | はい | |||
ハイスループット/自動化オプション | はい | ChargeSwitch® gDNA Plant 960 キット | 96 ウェル プレート | 50反応 | |||
入手可能なキットサイズ | 100 mL | 96反応 960反応 | 50反応 96反応 | ||||
今すぐ注文する | 今すぐ注文する | 今すぐ注文する | 今すぐ注文する |
植物組織中には高濃度の多糖類およびポリフェノールが含まれているため、その扱いは非常に困難です。 煩雑で効率の悪いプロセスによりより抽出を困難にしてしまいます。 Cetyl trimethyl ammonium bromide(CTAB)法は、長い時間と多くの操作を必要とするため、スループットが制限されます。 シリカメンブレンまたはマグネチックビーズベースのプロトコールは、グアニジンおよびエタノールを利用してDNAを抽出、精製しますが、これらの試薬は植物サンプルに元来含まれる阻害物質を除去しない場合が多く、これらの阻害物質が最終産物に含まれるとダウンストリームのPCR反応を阻害する可能性があります。 そのためサンプル調整を失敗するケースがたびたび起こります。サンプルに余裕がある場合には、サンプルの調整をやり直すことになります。 Life Technologiesでは植物サンプルからの簡便にかつ高収量、高純度のDNA精製を可能にする製品を提供しています。 阻害剤は初めの処理で除去されるため、信頼性のあるダウンストリームの実験結果が得られます。 さらに、ChargeSwitch® DNA Isolation methodは自動化が容易で、なおかつ数百のサンプルを処理しても、必要とする純度と収量のDNAを得ることが可能です。 植物試料からのDNA抽出は困難な仕事であり、得られた結果は信頼性が低いと考えられてきました。 Lifetechnologiesの植物分子生物学試薬により、植物試料からのDNA抽出がより簡単になり、なおかつ高収量、高純度のDNA抽出が実現されます。
ChargeSwitch® gDNA Plant Kitの使用により、常により純度の高いDNAをより高い収量で得ることが可能です。ChargeSwitch® gDNA Plant KitとP社のマグネチックシリカビーズキットを使用して、各50 mgのアルファルファ、ホウレンソウおよびトウモロコシサンプルからDNAを抽出しました。 (A) 精製したDNA(各抽出物から40 ngずつ)を1%アガロースゲルで電気泳動しました。 収量およびDNAのIntegrityは複数のプレップ間で同等でした。 Lane M: 1 Kb DNA Ladder. (B)DNA収量はQuant-iT™ PicoGreen® dsDNA Reagentを使用して測定しました。
リソース | |
その他の製品 DNAおよびRNA抽出用製品に加えて、Life Technologiesでは組織および培養細胞のゲノムDNAの解析および定量のための製品およびProtocolを提供しております。 | プロトコル |
研究目的の使用のみとなっております。 診断にはご使用になれません。
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.