Molecular Probes®ラベリング試薬をご使用いただくことで、免疫化学、蛍光in situハイブリダイゼーション(FISH)、細胞の追跡、受容体標識や細胞化学アプリケーションにおける使用や、生物学的構造や機能、相互作用などを研究するための生体分子を標識することができます。
Molecular Probes®では、細胞のラベリングや検出に最適化されたさまざまな抗体、ストレプトアビジン、ペプチド、タンパク質、トレーサー、および増幅基質の蛍光色素コンジュゲートを提供しております。
こちらのクイックガイドを利用し、お客様のアプリケーションに適切なツールをお選びください。さらに、その他のオプションに関しては、リソースのリンクからご覧いただけます。
幅広い蛍光色素分子製品
様々なテクノロジーを用いた豊富な蛍光色素製品をご用意しております。最も広く使用されている製品の一部を下記に掲載しております。どの蛍光色素をお選びいただくかは、お客様の実験やシグナルを検出する機器によります。各蛍光色素および用途に関する詳細は、下記の製品リンクをクリックしてください。
Super Bright 色素 | |||||
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Super Bright 436 | Super Bright 600 | Super Bright 645 | |||
Super Bright 702 |
蛍光色素分子のダッシュボード
蛍光色素分子のダッシュボード(下記のサンプル参照)では、選択された色素の性能を視覚的にご覧いただくことができ、お客様のアプリケーションに適切か否か、あるいはどのような場合に使用すると最も効果的かを判断していただくことができます。ダッシュボードには主な特性をまとめておりますが、より詳細な情報は製品ページに掲載されています。
- 初期輝度とは、蛍光によって異なるモル吸光係数と量子収率によって決まる、蛍光色素分子の相対輝度を表します。初期輝度が高い蛍光色素分子は、少量のターゲットの検出に使用することができます。
- バッファー中の光安定性は、サンプルをリン酸緩衝液に入れ、40x/1.4NAの対物レンズと100-W Hg-arcランプを光源として用いて30秒間連続照射した後、残っている初期蛍光強度の割合を相対的に表したものです。バッファー中の光安定性が高い蛍光色素は、生細胞のイメージングや検出に最適です。
- 退色防止剤中での光安定性は、サンプルをProLong® Gold または SlowFade® Gold 退色防止試薬に入れ、40x/1.4NAの対物レンズと100-W Hg-arcランプを光源として用いて30秒間連続照射した後、残っている初期蛍光強度の割合を相対的に表したものです。退色防止剤中での光安定性が高い蛍光色素は、固定細胞のイメージングや検出に最適です。
- ステインインデックスは、フローサイトメトリーのアプリケーションにおいて、様々な色素の輝度を比較できる正規化された値です。ネガティブポピュレーションの平均蛍光強度(MFI)からポジティブポピュレーションのMFIを引いた値を、ネガティブポピュレーションの標準偏差(SD)に2を掛けた値で割って求めます。
- レーザーとは、フローサイトメトリーを使用する検出において一般的に使用されるレーザーのことです。
- 一般的なフィルターセットとは、最適なイメージング結果を生み出す標準的な蛍光顕微鏡フィルターセットのことです。
- 最大励起波長とは、励起波長のピークのことです(詳細データは Fluorescence SpectraViewer をご参照ください)。
- 最大発光波長とは、発光波長のピークのことです(詳細データは Fluorescence SpectraViewer をご参照ください)。
蛍光色素分子のサンプルダッシュボード
![]() 初期輝度 |
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蛍光色素分子の特長および代表的なアプリケーションとマルチプレックス適合性についてまとめたセクション | |||
![]() バッファー中での光安定性 | |||
![]() 退色防止剤中での光安定性 |
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92 | 488 | FITC | 490 | 525 | ||
![]() ステインインデックス | ![]() レーザー | ![]() 一般的なフィルターセット | ![]() 最大励起波長 |
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