血液からのRNA分離 | Thermo Fisher Scientific

血液は容易に採取することが可能であるため、RNA発現研究および血液ベースのバイオマーカー発見研究のためにルーティンで入手が可能な唯一のヒト組織です。血液は、室温では2時間以内に分解し始めるため、直ちに凍結するかあるいは安定化試薬を添加することが重要です。最も正確な遺伝子発現解析および遺伝子プロファイリングの結果を得るためには、当社ではRNA精製に先立って血液を安定化させることを推奨しています。安定化させた血液の使用：

宿主の遺伝子転写を即時に安定化
サンプル採取から時間が経過しても解析が可能（フィールドワーク）
サンプルの長期保存が可能

血漿はリボヌクレアーゼ（RNase）活性が非常に高く、その活性を最小限に抑えることがすべてのRNA抽出操作において極めて重要です。 Life Technologies社では、血液サンプル中のRNAの安定化のために以下の2つのオプションをご用意しています。1つは血液サンプルを安定化試薬を含むTempus™ Blood RNA Tubeに直接採血する方法。もう一つは採取直後の血液サンプルにRNAlater® Stabilization Solutionを添加する方法があります。

お客様に最適な血液サンプル用RNA抽出キットはどちらですか？

	液体サンプルに最適化	無核赤血球を除去する特別キット	安定化した血液サンプルからのハイスループット精製用に最適化	精製の必要はありません！ 500μLの血液から精製を行わずに得たクオリティの高いqPCR結果	全血から直接高収量のRNAを得るため、白血球を分画する必要がありません
	TRIzol® LS	PureLink™ total RNA 血液キット	MagMAX™ for Stabilized Blood Tubes RNA Isolation Kit	Blood-to-Ct Nucleic Acid Prep Kit for qRT-PCR	RiboPure™ Blood Kit
ベストセラー
使用可能な安定化試薬	EDTA、ヘパリン、クエン酸塩、RNAlater®	EDTA、ヘパリン、クエン酸塩	Tempus™またはPaxGene®チューブ	Tempus™またはPaxGene®チューブ	EDTA、ヘパリン、クエン酸塩、RNAlater®
安定化試薬含有					RNAlater®
抽出方法	有機溶媒による高純度な抽出（アルコール沈殿が必要）	高速で使いやすいシリカカラム	磁気ビーズを使用した拡張性と柔軟性の高いフォーマット	直接溶解、精製の必要なし	最高の純度と簡便さ；有機溶媒抽出とシリカカラムを組み合わせ（エタノール沈殿の必要がありません）
調製時間	1 時間	20 分	2時間で12チューブ	1時間未満で96サンプル	30 分
ハイスループット対応可能
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